「どうどうどう?うまかったでしょ~?」
「美味しかったけど、とにかく店が狭いわね。見た目で損してるわ。でも、また来たいかも」
サトコさんを行きつけのラーメン屋さんに連れて行った。
サトコさん的には味はよかったけれど、外観と内装が微妙だったらしい。
「ねぇ、レオ。それより、お金、本当によかったの?」
「いいのいいの。俺のおごりだっていったでしょ?」
「だけど……――」
「年下に払わせるわけにはいかないってこと?」
「そう言うんじゃなくて……――」
サトコさんがそう言いかけた時、
「あれっ?サトコ?」
見知らぬ男がサトコさんに声をかけた。



