【レオside】


「お疲れ様でーす」


一足先に仕事を終えてスタッフルームのソファに座っていたサトコさんに声をかける。


「あ、うん。お疲れ」


スマホから目を離さずに言うサトコさん。


ったく。たまには俺のことも見てくれたっていいじゃん。


ムッとしてサトコさんの隣に腰を下ろす。


二人掛け用のソファに座ると、自然と体が密着する。


「……――ちょ、ちょっとアンタなんなのよ!狭いんだけど!!」


サトコさんは驚いたように、体を俺から遠ざけた。