その横顔に胸がキュンっと高鳴る。
ツンッとした表情が本当に信じられないくらいカッコいい。
ほんの少し伏し目がちになりながらタバコを吸う姿は大人っぽい。
女の子がキャーキャー言うのもうなづける。
だって、海星君は何をしていても様になるから。
海星君に、触れてみたいと思ってしまう。
その髪に、その頬に、その唇に……。
そして、その瞳で見つめられたいと願ってしまう。
笑いかけて欲しいと祈ってしまう。
「つーか、お前レオと何の話してたんだよ」
「さっき?実はね……――」
さっきのレオ君との話をしようとしたけれど、考え直す。



