「で、ヤキモチ妬いたのかよ」
「妬いてない……!!t……って言いたいところだけど、妬いちゃった。どうしてサトコさんが海星君の家に入ったんだろうとか考えてすごい悶々(もんもん)としちゃって」
「それは全部お前の勘違い。つーか、サトコさんの好きな奴ってレオだから」
「ふーん。サトコさんはレオ君が好きだったんだね。……ってレオ君!?」
「ああ見えてサトコさんって、結構わかりやすくね?」
「えーーーー!!!全然分かりやすくない!!ていうか、むしろ全く分からなかった!!」
だってだって、打ち上げのときだって海星君が来てないことを一番気にしていたのはサトコさんだし……。
疑問を口にすると、海星君はほんの少し困ったように笑った。



