今まで誰かと付き合った経験があるわけじゃないし、もちろん、そういう経験もない。 それなのに、何故かどうしてもしたくなった。 海星君なら大丈夫という絶対的な信頼があったから。 『お前、酔いすぎ』って最初は相手にしてくれなかった海星君。 だけど、もう一度海星君の服の裾をクイクイッと引っ張ると、 『一回始めたら、俺、多分理性保てない』 海星君は眉間にしわを寄せて困ったように言った。