「ほら、やれよ」 海星君が手のひらで相手の肩を突くと、男性の体は壁にドンッとぶつかった。 男性は目を見開いて固まっている。 ほんのわずかな沈黙の後、 「くそっ!!いくぞっ!!」 「あぁ……」 負けを確信した男性二人は海星君に指一本触れられぬまま、逃げるようにその場を後にした。