「おいおい、どうした?」 「こいつが女横取りしたんだよ。やっちゃおうぜ」 合流した仲間にそう告げると、強面の男の人が腕を振り上げた。 素早い動きで海星君に拳を叩き込もうとする男の人。 だけど、海星君はその拳をパシッと手のひらで受け止めた。 「お前、何勘違いしてんだよ。こいつは俺の女だ」 「……ハァ?」 「気安く触ってんじゃねぇよ」 男の人の拳を手のひらで包み込むように握る海星君。 男の人の顔がみるみるうちに歪んでいく。