無口なカレとの甘い恋


「女横取りにしようなんて、舐めた真似してんじゃねぇぞ!!」


男の人は海星君があたしを横取りしたと誤解しているようだ。


「海星君……危ないよ……!」


男の人の裏手から、さっき携帯で呼んだと思われる強面の仲間らしき人がやってきた。


見るからにイカつい容姿の二人を相手に2対1で戦うなんて、分が悪すぎる。


あたしのせいで海星君が危ない目にあうかもしれない。



「海星君……――!」


「お前は危ねぇから離れてろ」


海星君の背中に手を伸ばすと、海星君はあたしを見ることなく落ち着いた口調でそう言い放った。