海星君に会いたいよ……。 まだ、ちゃんと言えてない。 海星君が好きだって……。 お願い。 もう一度チャンスをちょうだい……――。 もう一度だけでいいから……――。 「あれ、何してんの?具合でも悪い?」 その声にパッと顔を上げると、一人の見知らぬ男の人があたしを見下ろした。 「うわっ。顔赤いよ~?制服姿で酒飲んじゃだめだよ~?」 「あぁ……大丈夫です……」 「あれっ?つーか、泣いてる?俺でよければ話聞くよ~?」 ニヤッと笑った男の人。 慌てて立ち上がると、フラッとよろけた。