「綾瀬さんってさ、新しい彼氏できたでしょ?」 「え?」 困惑するあたしを見下ろして不敵な笑みを浮かべる小林さん。 「ほら、今日お店に来てたじゃない。可愛い顔した男の子」 「違います。彼氏じゃな……――」 「あぁ、まだ付き合う前だった?ずいぶん親しげにしゃべってたから。頭撫でてもらって嬉しそうにしてたじゃない?いいわね~ラブラブで」 ふふっと笑う小林さん。 違う。伊織君とはもうちゃんと話がついているの……――。 誤解されるような関係じゃない。