無口なカレとの甘い恋


「海星君、あのね……――」


「……――ちょっと、二人とも遅い。何してるの?」


えっ……?


声のした方に驚いて振り返ると、そこには腕を組んだ小林さんが立っていた。


小林さんはあたしと海星君の元へ近付くと、海星君に微笑んだ。


「海星君、遅かったじゃない。早くいこう」


海星君の腕に自分の腕を絡める小林さん。


なに……?どういうこと……?


小林さん、酔っぱらってるの?


ううん、違う。小林さんは烏龍茶を飲んでいた。


だったら、どうして……――。