「すげぇ注目されてるから離せ」 「え……?」 ふと辺りを見渡すと、確かに海星君の言う通り通行人があたし達を指差してヒソヒソと話している。 「ご、ごめんね……会えたのが嬉しくてつい……!!」 慌てて離れると、海星君は呆れたように目を細めた。 「バーカ」 「うん!!」 「何でバカにされて喜んでんだよ」 「海星君とこうやってしゃべれるのが嬉しいの。あたし……ずっとね……こうやって海星君と一緒にいたいと思ってた」 あたしの言葉に海星君は耳を傾ける。