「海星君……海星君に会える……」 会えなかった時間が海星君への想いをさらに強くした。 あと少しで会えると思うと、心臓が激しく高鳴る。 足がもつれそうになりながらも必死で走り、店の外に飛び出す。 外には、タバコをふかす男の子がいた。 その後ろ姿は……大好きな海星君のものだった。 やっと会えた……。 手が震える。 後ろ姿を見ただけでこんなにも胸が躍る。 目頭がカーッと熱くなってあたしは駆け出した。