「おい、サトコ!!ペースおせーぞ」
「店長こそ、まだ4杯目じゃないですか!」
カラオケに着くと、飲み放題プランにした店長とサトコさんはここぞとばかりに浴びるように飲む。
アルコールが入ったせいか、いつものサトコさんとキャラが違う。
以前、店長が言っていた。
お酒を飲むと、サトコさんがおっさん化すると。
目の前にいるサトコさんを見て、その言葉の意味をようやく知った。
「ほら、姫子。早く海星を呼びなさい!海星がいないと盛り上がんないのよ」
「さ、サトコさん……少し休憩した方がいいんじゃないですか?飲みすぎですよ」
「いいの!!飲んでないとやってらんないのよ!!接客はねーストレスが溜まんのよ!!」
「あはは、そうですかぁ……」
サトコさんの隣に座ったことを、早くも後悔し始める。



