「じゃあね、姫子。バイト頑張って」 気に入ったジャケットを購入して嬉しそうな表情の伊織君を店の外まで見送る。 「ありがとう。あっ、そうだ。伊織君、今日の夕飯うちで食べたら?あたし、今日は店のみんなとご飯食べに行くから」 「そっか。じゃあ、そうしようかな。おばさんには遅くなるって伝えておくね」 「うん」 「またな」 笑顔で手を振る伊織君。