無口なカレとの甘い恋


「……――海星君!!ありがとう~!!」


胸がキュンっと高鳴って顔がニヤける。


この気持ちを口にしたいのに、どう表現したらいいのか全然分からない。


だけど、全身に湧き上がるこの感情を今、海星君に伝えたい。


あたし、嬉しい。本当に嬉しいよ!!


好き。大好きーーーー!!!



「……――海星君!!」


頭で思うよりも先に体が動いていた。


あたしは海星君の体にギュッと抱き着いた。