無口なカレとの甘い恋


「いらっしゃいませ~」


この日のバイトも海星君とはシフトがずれていた。


仕方ない。気持ちを切り替えて頑張ろう。


気合を入れて接客に当たろうとしていた時、ポンッとレオ君に肩を叩かれた。


「姫ちゃん、今日の夜空いてる?」


「夜?うん、空いてるよ」


「実はさ、今日の夜打ち上げしようって話になって。サトコさんの誕生日も近いからそれをかねて」


「うん。いく!!あっ……でも、あたしがいると、海星君が来ずらいかな……」


ポツリと独り言のようにこぼした言葉をレオ君は聞き逃さなかった。