無口なカレとの甘い恋


「ハァ~疲れた~!!」


店を出ると、あたしは大きく伸びをした。


今日も一日やりきった!!


色々問題は起こったけど、頑張った自分を褒めてあげたい。


「あんまり無理すんなよ。こないだみたいに倒れたらまた俺が運ばないといけないんだからな」


「運ぶって、何かあたし荷物みたいだよ~?」


「荷物だろ。すげぇ重たかったし」


「嘘!?そんなに重たかった!?ヤバい~ダイエットしなくちゃ……」


海星君の言葉に顔を青ざめるあたし。


「嘘に決まってんだろ。むしろ痩せすぎ。もっと飯食え」


海星君はそう言うと、そっとあたしの手を掴んだ。