小林さんは無表情のままあたしの目をじっと見返す。 『絶対、言うんじゃねーよ』 そんな心の声が聞こえてくる。 きっと、ここですべてを打ち明けたら小林さんからとんでもない仕返しをされるだろう。 それに、あの時、小林さんを強く止めずに男性に小さなサイズを買わせてしまったあたしも小林さんと同罪だ。 「すみませんでした……」 小さく頭を下げると、店長がハァと息を吐いた。