「そうそう。別にって言ってた。っていうことは、姫ちゃんのことを……――」
「……――好き!!!!ってこと!?」
「多分ね」
「うそ……本当に……?やった。どうしよう……!!どうしようレオ君!!!うわーーー!嬉しすぎておかしくなりそう!!」
海星君との距離がぐんっと縮まった気がして嬉しくてたまらない。
「レオ君、貴重な情報をどうもありがとう!!」
レオ君の両手を掴んで、ブンブン上下に振る。
「いやいや、どういたしまして~。つーか、姫ちゃんマジ健気だな~」
喜ぶあたしを見てクスッと笑うレオ君。
だけど、そんなことは全く気にならないほどに気分が良かった。



