無口なカレとの甘い恋


背中に冷たい物を押し当てられているように体中からスーッと熱が引いていくのを感じる。


伊織君から連絡が来たというだけで、やましいことなんて一切ない。


伊織君を異性として意識しているわけでもない。


だけど、何故かディスプレイに映る伊織君の名前を海星君に見られたくなかった。


その名前を見られたら、海星君の信頼を失ってしまうような気がして怖くて。


海星君との仲に亀裂が入ってしまうのをあたしは恐れていた。