グッと体を引き寄せられて、あたしの左半身が海星君にピタッとくっつく。
急なことに驚いて海星君に視線を移すと、海星君は口元に意地悪な笑みを張り付けていた。
「ずっとくっついていたいんだろ?」
「た、確かにそうだけど、急にされるとビックリしちゃう!!まだ心の準備ができてないもん!!」
「俺もさっき心の準備してないときに、姫子に抱きつかれたんだけど?」
「それは……どうしても海星君をぎゅってしたくて……」
「じゃあ、俺もいいよな?」
「海星君も……あたしをギュッてしたいときってあるの?」
そう尋ねると、海星君はふっとわずかな笑みを浮かべた。



