ベッドを背もたれにして床にそろって座る。
海星君と肌が触れ合っているわけではないのに、距離が近いからか、海星君の温もりを感じる。
それだけで、心臓がヤバいくらいに暴れ出す。
「それより、具合は大丈夫なの?あたし、すっごい心配してたんだよ」
「いや、大したことない。だるかったから休んだだけだし。つーか、レオに言われたのか?うちに見舞いに行けって」
「レオ君に海星君が具合が悪いんだって聞いて、何か心配になっちゃって。あたしの風邪うつしちゃったんだろうなぁって」
困ったようにそう言った時、海星君があたしの肩に腕を回した。



