無口なカレとの甘い恋


「マジか~、姫ちゃんは愛されてるんだね~。そういえば、姫ちゃんが倒れた日も海星がおんぶして連れて帰ったんだよ?」


「あの時は……本当に色々と迷惑をかけちゃってごめんね」


申し訳なくなって頭を下げる。


「いやいや、いいんだって。それがさ、倒れた拍子にスカートが少しめくれてちょっと太ももの辺りが見えてるな~なんて思ってみてたらさぁ、海星とサトコさんにマジ殴りされたわ」


そういえば、あたし、あの日スカートだったんだ……。


「レオ君の変態!!」


「ごめん!!ついつい!!」


レオ君はパチンっと両手を合わせて謝った。