「瀬戸先輩って甘いマスクしてんじゃん~?男の俺から見ても、美少年って思うし。海星とは違うタイプのイケメンって感じ?例えるならば、海星が虎とかライオンみたいな獰猛な動物だとしたら、瀬戸先輩はペルシャ猫みたいな高級感あふれる感じ?」
「うーん、ちょっとその例えがよく分からない」
苦笑いを浮かべるあたしにレオ君はほんの少し不服そうだ。
「でもさぁ、瀬戸先輩にかかったらきっとどんな女でも落とせそうだよなぁ。顔も性格もパーフェクトじゃん。しかも、頭もいいし。それでいて、こんなに可愛い幼なじみまでいてさ~。でも、女遊びが激しいのが難点か」
伊織君を分析しながらうんうんと頷くレオ君。



