「伊織君って……、まさか2年の瀬戸伊織?」
「そうだけど、知ってるの?」
「まぁね。いやー、まさかあの瀬戸先輩と姫ちゃんが幼なじみとはね~」
レオ君の言い方が妙に引っかかる。
「伊織君と海星君って何かあるの?」
「んー……、実はさ、俺らのダチの彼女とか元カノとか、瀬戸先輩に結構食われてんだよね」
「え……?食われる?」
「ヤラれてんの。もちろん、無理やりじゃないけど。そこはお互い割り切ってるみたい。まぁ、いわゆるセフレって奴だよね」
「セフレ……」
伊織君は確かに会う度に違う女の子を連れていた。



