「最近、姫子が毎日疲れた顔してたの知ってた?体重も減ったはず」 「は?」 「今、姫子って一条君と同じ店でバイトしてるんでしょ?少しは気にかけてやってよ。それとも、気付かなかった?」 「何が言いたいんだよ」 ムッとした表情の海星君。 「姫子は俺と付き合った方が幸せになれると思うよ。俺、姫子のこと何でも知ってるから。だから、姫子は俺がもらうね」 伊織君はニコッと天使のような笑顔を浮かべた後、一方的に会話を終わらせるかのように勢いよく扉を閉めた。