「まだ熱あるな。もう少し寝てろ。あとで家まで送ってく」 「えぇ!?家まで送ってくれるの?」 「当たり前だろ」 「そ、それって熱があるから?」 「ハァ?熱がなくても送るに決まってんだろ」 「何で何で?」 「夜女一人で歩いてたら危ねぇだろ」 「うんうん。それでそれで?」 『俺の大切な彼女を一人でうちへ帰すわけないだろ?なぁ、姫子、愛してるよ……』 『海星君……あたしも愛してる』 なんていう展開になって、またチューってされたら多分、このまま死ぬかも。