「ねぇ姫子、海星君とはどうなの~?もうキスした?」 「海星君と放課後デートしたりするの?海星君の私服見てみたい~!!」 「海星君の彼女に慣れるなんて超羨ましい~!!いいなぁ~、姫子~」 机を取り囲まれてあちらこちらから飛び交う質問に頭の中が爆発しそうになる。 あたし自身、いまだにこの状況が信じられない。 だって、まさかあの海星君とベストカップルに選ばれるなんて夢にも思っていなかったから。