や、やっぱりそうだったんだ……!!


お店からここまでの記憶がないってことは、お店で倒れてあたしは何らかの方法で海星君の部屋まで運ばれたらしい。


呆れかえっている海星君。


もしかして……海星君がここまであたしを連れてきてくれたの……?


「うわぁ……。本当にごめんね……!また海星君に迷惑かけちゃってるし……」


自分のふがいなさが恥ずかしくて両手で顔を覆う。


あたし、本当にいいところなしだ。


無理してバイトに出て、お店でひっくり返って。


海星君だけじゃなく、店長にもサトコさんにもレオ君にも迷惑をかけたはず。


あぁ、もう最悪だ。