急に心細くなってテンションが下がる。
「姫ちゃーーーーん、早くーーーー!!!」
名残惜しい気持ちを抱えているあたしに再びレオ君からお呼びがかかる。
レオ君があたしを呼んでいる。
……お店の方にいったほうがいいのかな?
だけど、さっきサトコさんに怒られちゃったし……。
だけど、このままレオ君を無視して帰るわけにもいかないし……。
あーーーーー、もう。どうしよう……!
「そんな顔すんな。俺も用意したらいく」
表情を曇らせたあたしを励ます様に海星君がポンポンッと頭を優しく叩いてくれた。
それだけで、単純なあたしは元気をもらえた。
「うん。待ってるね!!」
サトコさんに怒られたとしても、レオ君たちにきちんと挨拶をしてから帰ろう。
あたしは海星君に微笑むと、スタッフルームを後にした。



