「ねぇ、さっきうちの店って言ってたけどもしかしてここって……」


「ここ、兄貴の店」


ニッと得意げに笑うレオ君。


「レオ君のお兄ちゃんのお店なんだぁ……!!すごい素敵なお店だね」


「だろ~?ってことで、少し中見ていきなよ!!」


「えっ……でも、あたしがいて迷惑にならない?」


「ならないよ~!!ていうか、海星が接客してる姿とか見たくね?」


レオ君がニヤニヤ笑いながらあたしを誘惑する。