「……――海星くーーーーん!!!」 あたしの大声が廊下にこだまする。 数メートル先を歩いていた海星君は一度立ち止まって振り返りあたしの姿を確認すると、再び歩き始めた。 「ちょっ、待ってよ~!!」 バタバタと海星君の元へ駆け寄ってちゃっかり隣をキープする。 「……何だよ」 「あのね、今日一緒に帰ろう?」 「無理」 「え!?」 即答されて愕然とするあたしを見て、海星君は呆れたようにため息を吐いた。