「ごめん、急に。何かすごい注目されちゃたみたいだし」 廊下に出ると、あたし達を取り囲むように集まったやじ馬達が話に聞き耳を立てていた。 それに気付き、伊織君はため息交じりに話し始めた。 「それは大丈夫だけど、伊織君が教室に来るなんて珍しいね」 「まぁね。ていうかさ、姫子何でずっと電話無視してんの?」 「……え?」 伊織君の言葉にハッとする。