「……は?」 な、に? 誰が、何って……? 男は笑いながら、ゆっくり私の方に近づいてくる。 「君がここに来るの、前から知ってたんだよ」 ぞわっ、と恐怖が全身に広がる。 前って、いつから見てたの!? そう聞きたいけど、 ちっとも言葉が出てこない。 まるで話し方を忘れてしまったみたいだ。 見られてる気がしてたの、 やっぱり気のせいじゃなかったんだ!