目を閉じ、彼のことばかり考える自分を 不思議に思った。 明日は、会えるかな。 会えたらいいなと思う。 ――もしかして私、タクトが好きなのかな。 しばらくそのままの姿勢で、 じっと外で降り続く雨音に耳をすませていた。