私は目を閉じ、 タクトの肩にもたれかかった。 いい子なんかじゃないよ、全然。 ずっと学校に行けなくて、 申し訳ないって罪悪感が積もっていく。 だけど両親を大切だと思うほど、 やっぱり言うことなんて出来なくて。 こうやって、タクトが話を聞いてくれるだけで だいぶ楽になった気がした。 ……タクトに触れてもらうと、 やっぱり安心する。 「あー……」 「ん?」