何も気にしてないように話しかけてくる梓に、 恐怖を覚えた。 どうしてこんなことが出来るんだろう。 何を考えてるんだろう。 私が顔を歪め、 吐き気を必死でこらえていると、 肩に置かれた指にぎゅっと力が入った。 「いたっ……」 布の上からでも伝わってくる鋭い痛みに、 思わず顔をしかめる。 「ねぇ、学校来てよ」