「まあ、いい。それならば、力づくで奪うまでだ」




ジリジリと距離が近付く。




ドンっと背中に当たる大木。




あたしに逃げ場はない。



「あっ……う……」




片手で首を絞められる



く、苦しい



「苦しいか?六魂の玉を出せば命は助けてやるぞ?」



だから、わかんないっての。




涙がこみ上げてくる。



ほんっと


最悪の誕生日だったな……




諦めて目を瞑ったその時、



何かが起こった。





「うぐっ!?」




首元が苦しさから解放される




「っごほ、はぁっ……」




「どうやら覚醒したようだ」




覚醒?



「よこせええ!」



男の人が飛びかかろうとした瞬間、



あたしの目の前に誰かが現れた。