「ねえねえ、雲雀さん。」
「なんですか?」
夜、あたしは雲雀さんの部屋に行った。
「あたし、友達に龍心くんとの仲を取り持って欲しいって言われたんです。どうすればいいんですか?」
「断れずに引き受けてくるところがあなたらしいですね。」
これって、褒められてるのかな…?
「でも」
「でも?」
「龍心はそういった類が嫌いなので…あんまり聞かないほうが身の為ですよ。」
「分かりました。ありがとうございます」
てことは、あたし協力できないじゃん。
役立たずだな〜
「それに、今は神楽さんを守るのにみんな必死ですからね。」
きゃー、笑顔が眩しい!
鼻血出そう。
「雲雀さん、ありがとうございます。じゃあ、あたしお風呂入ってきます。」
「私で良ければいつでも相談してください。」
はあ、雲雀さんって本当に紳士だな。

