迎えたお昼休み。
「麻美購買行くの?」
「うん。」
麻美が来るまで待つとしよう。
てか、龍心くんは?
普通におばあちゃんが作ったお弁当食べてるわ。
おばあちゃん、5個も作ってるのかな?
大変だ〜
「ねえねえ、一緒に食べていい?」
「あ、杏子ちゃん。いいよ〜麻美今購買行ってるけど。」
「ありがとう。神楽ちゃんって、東野くんのこと好きなの?」
東野…
ひがしの…
ああ! 龍心くんか。
「全然、全く、これっぽっちもない!」
うん。
ないない。
ありえない。
「そっか〜、よかった。私、東野くんのこと好きなの…協力してくれるかな?」
「そうなの!?あたしでよければ協力するから!」
「ありがとう!」
にこりと可愛い笑顔をあたしはまるっきり信じていた。

