目を開けると、


真っ白の天井が見えた。



薬品の匂いするし



「あ、起きました?」



「雲雀さん!?」



あれ、あたしなんでここにいるの?



「龍心が空中登校するから吃驚しますよね。」



「俺のせいかよ?」



うお、いたのかい!



「あんだけで気絶するとかありえねえ」



あたし気絶したの?




「申し訳ない……」




「ほんとだ。」



頭が上がらない




「私が保健師なんで、具合悪くなったり、色々あったらいつでも来ていいですから」



「雲雀さん…ありがとう」



あ〜、雲雀さんが紳士すぎて。



隣の目つき悪いのも見習ったらどうなのかな?



「おい、声に出てんだよ。」



しまった



「あはは…もう元気だからあたし教室行くから!」





龍心くんから逃げるように保健室から逃げ出した。