「俺から離れるな」
「ついてこないで!」
「おいっ!」
「やだ、離して!」
だが、龍心くんはあたしの腕を離さない。
「いつ敵が来るかわからない」
「いいよ別に。来たってあたし持ってないもん。だから狙われる理由なんて…」
「いいから大人しく俺のそばにいろ」
「ふざけんな!」
鳩尾にパンチをかました隙にダッシュした。
本当になんなのよ、一体!
なにがなんだかわからない。
あたしは何なの?
六魂の玉なんて、まったくピンとこないし。
みんな誰かと間違えてるんじゃないの?
もう、こんなのにいちいち巻き込まないでよね…
困っちゃう。

