「ちょっと、なんでみんなびっくりしてないの?」



「お前、鈴江さんの力知らないのか?」




「知らない」



鈴江さんとは、あたしのおばあちゃんのこと。



おばあちゃんの力なんて聞いたことない。




「あの人は、催眠術にすごく長けている。お前、本当なにも知らないんだな」




プチンと、何が切れる音がした。



「あんた何様よ!?そんな昨日の今日で全部分かるわけないじゃない!

昨日の話でさえ、まだ理解できてないんだから。


大体、玉なんて持ってないし!

みんな勘違いしてるんじゃないの!?」





「大声で騒ぐな。」



本当ムカつく…



「ど、どうしたの?」


「あたしサボるから!」



友達にそう伝え、教室を出た。