「芹菜〜!おめでとう!」 高校3年生の冬。 あたしは、志望校に合格した。 「ありがと、夏帆」 あたしは、親友の夏帆に笑顔を向ける。 「これで、芹菜も看護師のタマゴか〜! なんか、いいね!」 「夏帆だって、料理人のタマゴじゃん、 やりたいことしてるって、いいと思うよ?」 夏帆は、結構前に調理の専門学校に受かっていた。 「えへへー、今から楽しみだ!♪」