「おにぃ!じゃねえーんだって! こーでもしなきゃ、琴葉起きないだろ?」 うぅ〜、そーだけどさ! そーなんだけどさ! 「もーちょっと、寝たいんだもん!」 「そんなワガママだーめ! ほら、はよ服着ろ!下で待ってるからな!」 涼太は、そう言って部屋から出ていった。 あたしは涼太に毎朝起こしてもらう。 これは、もう日課だね、うん。