龍side....
龍「じゃ、帰るわ。」
妃菜「はいっありがとうございました!」
龍「ん。」
それだけいうとまた来た道を戻っていく。
龍「はぁ・・・。」
帰る途中で漏れる溜息。
"なんかあったら言えよ。
電話してくれりゃ出るし。"
とっさに出たあの言葉。
なんでそんなこと言ったのかはわからねえ。
けど、今日のあいつは
とてもさみしそうにみえた。
家にいたくねえのか?
何か嫌なことがあるのか?
龍「だー!わかんねえええ。」
なんもわかんねー。
まじであいつよくわからねえ・・・。
けど今一番わかんねえことは
こんなにもあいつが気になる俺自身だ。

