妃菜「りゅ、せんぱい...」
そっと目を開ける。
龍「妃菜?
起きたか?」
優しく私の頭をなでながら聞いてくる。
妃菜「はい...ありがとうございます」
龍「もう何があったかは無理に聞かねぇ。
お前が話したくなるのを待つ。
だから、もし話せるようになったらいつでも言って来い。
ずっと待っててやるから。」
ごめんなさい…龍先輩。
きっと、きっと時間がたっても言えない。
このことは、ずっと。
スキともいう資格がない私、
それでも、どうか許してほしい。
今だけは、今だけは
甘えさせて・・・・
妃菜「龍先輩、もっとギュッてして...」
龍「ん。」
さっきより力強く抱きしめてくれる龍先輩。

