「勝手に帰っていいとでも思った？
俺の言う事聞かないで。」
「い、いえ。」
諒太はジリジリと私を後ろへ押していき保健室のドアを閉めた。ヤバイヤバイ！！何この状況！？どうしよぉ～
「はぁ…。ま、いっか。では、
命令第２。俺を名前で呼べ。あんたとかお前とか言うな。イイナ？次もしも俺のいうこと破ったら。わかるな？じゃ。そ～ゆーことで。」
私の頭をポンポンと叩いて教室を出ていった。
「んもぉ～(怒)なんなのアイツ！マジムカつく！！何が俺のいうこと破ったらわかるな？だよ！この変態ヤロー！！こんなことで時間潰れるとか…調子のいいやつ！はぁ。帰ろ。」
私はうつむいたまま保健室を出た。直線の長い廊下を歩いていると誰かの足音が聞こえてきた。？上を向くとそこには二番目に人気と噂の佑都君の姿があった。
「あれ？確か花蓮ちゃんだよね？やっと話せた。俺の名前は中島佑都よろしく。」