ガラガラ…。シーン
「はぁ?誰もいないし。って騙された!マジうざい!!」
保健室を出ようと後ろを振り向いた。
「はっ!」
後ろには諒太がにやりと笑ってたっていた。
「どおした?花蓮ちゃん」
諒太は私の顔をのぞき込んできた。
「い、いや。お腹痛くって来たんだけど先生いなかったみたいで。あはは」
逃げようとしたが諒太に腕を捕まれてしまった。
「ホントのこといえ。言わないとどうなるかわかる?」
「な、何?」
グイッと私のアゴが上がった。次第に諒太の顔が近くまで来ていた。
「キス…するよ?(笑)」
それだけは絶対に嫌。私は何度も拒んだ。顔を左右に振っていた。
「わ、わかった。えっとあんたが私を保健室に呼んで急いできたのにいなかったんで帰ろうと思って…。」